春になると色々な植物(草花やハーブ)で手作りチンキをたくさん作ります。
チンキとは植物などを度数が高いアルコールに浸け、植物の成分を抽出させたもののこと。
チンキは昔から様々な使い道があるとされています。
私がチンキ作りを始めたのは子どものためでした。
安心安全なものを…その思いからでした。
本記事は下記の方にオススメの記事です
・手作りチンキを作ってみたい方
・子どもに安心安全なものを使ってあげたい方
・完璧な手作りに疲れを感じている方
チンキとの出逢い:子どものために始めた手作り

私がチンキの存在を知ったのは子どもを出産して半年経った頃です。
知る前は生まれて間もない子どもを育てる事に精一杯で、何の疑問をもつことなくアドバイスされるがまま
“必要” “やったほうがいい”
という周りの言葉で生活していました。もちろんそれが悪いことではないのですが、何かが起こるとなんで?どうして?…と人や物に疑問をもつようになっていました。
そんな思考で生活をしていくと初めての子育てにどんどん不安が募っていきます。
どうしたら?何がいいの?分からない。子どもにどうしてあげたらいいの…と。
そんな日々の中でも子どもは成長していきます。子どもの離乳食の時期になり、こんな言葉をよく見かけるようになりました。
“子どもに手作りなものを”
“安心安全なものを”
この言葉に
「そうか!これだ!安心安全なものを手作りすればいいんだ」
と目の前の道が開けたような感覚でした。そこから食に関するものだけでなく子どもの身体に関するものも探すように。。
そんな中出会ったのがチンキでした。
自然のものから作れること。シンプルな材料で安全であること。自分で作れること。
市販のものも便利だけれど、子どもに使うものだからこそ、“なるべくシンプルで、安心なものを”と考えるようになりました。
安心安全“手づくり”に没頭した日々
それからというもの、自分でなんでも作るようになりました。
子どもの身体にいいからと保湿になるもの、日焼け止め、虫よけ、入浴剤、喉のイガイガによいもの、、、調べれば調べるほどにハマっていきました。
“買うより作るのがいい”そんな思いにかられ、作っては使い、使い終わっては作り、、、それを繰り返していました。
大変なときもありましたが、“子どものため”というワードが私を奮い立たせて続けていました。
“ちゃんとやらなきゃ”で自分を苦しめた結果
様々なものを手づくりし始めて1年2年と経ち、第二子も生まれ、てんやわんやになりながらも続けていたとき、ついに限界を迎えます。
子どもの育児をしながら全てを手づくりする…家事もして仕事もして…
“ちゃんとやらなきゃ意味がない”そんな勝手な思いで続けていたら“作る時間がない”“どうしよう”と常に追われている状態に。
日々ピリピリムード、余裕なし、笑顔も減少。最初は楽しくて嬉しくて始めたのに業務になり、無表情で作る。
そんなとき“もう無理だ、休みたい”“育児が楽しくなくなっている”そんな事を思うようになります。ですが気づいてもやめたら“子どもに何か影響がでるかもしれない”。
“ちゃんとやらなきゃ”の繰り返し。
それでも自分の身体は正直で“限界だよ少し休もう”のシグナルを出します。
気力もやる気もなくなり身体が思うように動かない。
“手づくり”が辛い。
嫌い。安心安全って何・・・駄目な母親。そんなネガティブな思いになりました。
このままでは育児も何もかも放棄してしまいそう。それは避けたい。
考えて考えて考え抜いてそして決断しました。
“手づくりはやめよう”。“子どもたちごめんね”と。
“手づくり”休眠期間に気づいたこと

そこからはほとんどの手づくりを手放しました。(ご飯はかろうじてつくってました(笑))作る材料は目の触れるところからは遠ざけ見向きもしなくなりました。
再び市販のものを使い、“安心安全なものを”の気持ちにも蓋をして。日々子どもと楽しく過ごすことを目標に、遊んで話して食べて笑って。細かいことは気にしないように、気にしないように。
そんな日々を送っているとふと気づくんです。
“あれ?子どもたち何の変化もなく成長している?”“ごめんねと思っていたけどむしろ楽しそう・・・?”
そう気づくと今までのやってきたことがバーっと走馬灯のようにぶり返してきて。
“安心安全子どものために”やっていたことは私の心だけを大きく満たすエゴだったのではないかと思うようになりました。
そこから“何のために手づくりするのか”を考えるようになりました。
安心安全の前に大事だったこと:子どもが楽しく幸せであること

安心安全ばかりに気持ちがいっていて、気付けなかったこと。
「子どもが楽しく幸せであること」
子どもが楽しく成長していけるサポートをするための安心安全だったはずなのに、その言葉自体が自分を苦しめていた原因だということがわかりました。
そこからは、子どもが楽しくをポイントに考えていくことにしました。
そう考えると、色々なものを“ちゃんと手づくり”より“ちょっとの手づくり”を子どもと楽しむことがいいのかもと思うようになりました。
子どもと楽しむチンキ作り


子どもの使うものを子ども自身で作ってみたらいいのかもと思い、手伝ってもらうことにしました。
危険なものはもちろん大人がやりますが、
混ぜる、注ぐ、振る、入れるはできたので一緒にやりました。
一緒にやると子ども自身も興味を持つようになるんです。
自分の作ったものを自分の身体に使える喜び。何を使ってるのかわかる嬉しさ。
また作ってみたいという気持ちも湧きます。
その子どもの前向きな姿を見ていると、“あ、手づくりっていいな”“手づくりが楽しい嬉しい”と思えるようになりました。
安心安全は「楽しい」の先にあるものなんだなとこの時実感しました。
再び始めた手づくり:「楽しい」が一番の安心
“楽しいものを手づくりする”
それをモットーにしたら手づくりに対して積極的になる部分とそうでない部分がでてきたので
“やりたいものを楽しく手づくりする”をモットーにしました。
楽しく作ったものは楽しく使えます。そうすると不思議と身体も心も満たされてこれこそが安心なんじゃないかという思いなりました。
身体も心も満たされると心が安心する。それが大事なんだと気づいてからは手づくりが大好きになりました。
ちょっとの手づくりで十分。手づくりは人と比べるものでもないです。
これからも“ちょっと”を楽しんで生きていきたいなと思っています。

