冬になるとかぶるニット帽。
北海道いると毎日必須かなと思う日々です。
そんなニット帽がだいぶくたれてきてしまい、そろそろ新しいものがほしいと思っていました。
ですが、なかなかほしいものには出逢えず、、、
「自分好みのものは自分で作ってみるか!」
なんて半分本気半分冗談で考えていた時、
タイミングよく「手編みオンライン教室」の文字が・・・
しかも私が参加しているオンライン講座の仲間の方(Yさん)がやるという奇跡も重なり・・・
これはやるべき時だと判断し、
思い切って参加しました。
本記事は下記の方にオススメです。
・手編みに興味のある方
・やってみたいけど不安な方
・自分の身に付けるものを自分で作ってみたい方
手編みって…
手編みと聞くと、「難しそう」「準備が大変そう」と勝手なイメージがあったりしますよね。
私も参加するまでは結構迷っていました。
本当に自分にできるのか、完成させられるか。そんな時間は生み出せるのか・・・。
そんな不安が頭をよぎり、一歩踏み出すのにはかなり勇気がいりました。
手編みは勝手に棒編みのイメージだった私。
母が棒編みをやっていた記憶があったので、棒を2本使ってやるのは大変だろうななんて
思っていました。
ですが実際に使ったのはかぎ編み。1本で編んでいく手法のものでした。
棒編みよりは簡単とのことだったので少しは出来るかも!との思いから、
参加を決めました。
帽子を編むための準備
「手編みの帽子を作りたい」と伝えて、次のものを準備しました。
・毛糸(極太)2玉
・かぎ編み 8号
・止じ針
意外と少ないなという印象でした。
編み物って色々なものを使う、という勝手なイメージがあったので、
揃えるのは大変かなと思っていましたが、3つ用意するだけだったので
ちょっと安心しました。
帽子編み開始(第1回)
全くの初心者です。
かぎ編みをしたこともないので、鎖編みという編み方もしたことがありませんでした。
この鎖編み、初めての人にはとても手が強ばるというか、やりづらくて・・
「編み物をしたことがない人はこれに慣れるまでが大変なんだよね」
と教えてくださるYさん。
そう言う通り、最初の1段を編むのがもう大変だったんです・・・
「毛糸を下からすくってここを押さえてこの穴に通す・・・」と教えてもらうのですが、
簡単に見えて慣れるまでが本当に難しい。
1段の鎖編みを編むのに、40分くらいはかかったと思います。
変なところに力も入り手はクタクタ。。。
何度も焦りそうになったのですが
教えてくださるYさんは何度も
「大丈夫、ゆっくりでいいよ〜。楽しくやろう」
と言ってくださり焦らずに進めることができました。
なかなかここまで待ってもらえるオンライン教室もないと思います。
2段目はまた少し編み方が変わります。1段目より難易度が高くてこれまた苦戦・・・
それでも焦らずにできるよう見守ってもらい、
2段編み終えたのは始めてから2時間後でした。
その日のレッスンはここまで。
手がつりそうになったり集中しすぎて首が痛くなったりしましたが
1つ出来ることが増えたと嬉しくなりました。
編み方に慣れてくると・・・
次の教室まで約2週間。その2週間後までに目標は20段。。。
(帽子は40段くらい編みます)
果てしない時間がかかりそう、出来るのかと思っていましたが、
自分で出来ることが増えた喜びと自分の作りたい帽子を完成させたい思いから
その日から隙間を見つけて編んでいきました。
毎日触れているとやはり慣れてきます。
そうすると編むスピードも自然にアップ。
スイスイと1段編めるようになってきたんです。
そのスイスイ編めるのがまたとても気持ちよくて
ずっと続けたくなるんですよね。
少しずつ編んだものが長く大きくなっていく姿も嬉しかったので、
集中してやり続けて夜ふかしなんて日もありました(笑)
形になっていくのが楽しくて嬉しく、また家族からの反応もよかったおかげで
次の教室までの間になんと40段編むことができました。
あんなに果てしないと思っていたのに・・・
「やればできるんだー!」と嬉しくなりました。
帽子の完成(第2回)
2回目のオンライン教室では、帽子の完成まで教えていただきました。
とじ針というものを使って、40段編んだ毛糸の端と端を繋いで編んでいきます。
そして筒状になったら、端を編んで絞っていきます。
ここまでくるともうだいぶ帽子の形になってくるので、
感動ものです。
しっかり絞って穴を塞いだら、出来上がりです。
出来上がった帽子をみて自分のイメージしていた帽子ができたので
とてもテンションがあがって嬉しくなりました。
※ボンボンをつける場合は、別途毛糸を板などの硬いものにグルグル巻き付けます。
板を抜き取って真ん中を糸でぎゅっと絞り、両端を切るとボンボンが出来ます。
それを縫いつけます。
帽子を作ってみて
最初は難しいかも…、途方にくれて完成までいかないかもしれない…
そう思っていましたが、やり始めて慣れてくると、スピードがアップして
形も見えてきてさらにやりたくなる好循環になりました。
自分のほしいものを自分の手で作れる喜びは、欲しいものが見つかって買う喜びとはまた違うなと思いました。
思い入れもあるので使う際には大切に使うようになりましたし、
何より帽子をかぶっている自分が好きになりました(笑)
本当に経験してよかったなと思いました。
勇気を出してチャンスに手を伸ばしてよかったです。
おまけ
自分の帽子を作っていたら、家族から「私のもー!(長女、次女)僕のも!(長男)俺のも(夫)」と声がかかり、家族の帽子も作ることに。。
編み方は覚えていたので、1つ作り終え2つ作り始める頃にはだいぶ早くそしてキレイに編むことが出来るようになりました。それぞれ好きな色の毛糸を選んで編んだので完成した帽子はとても喜んでくれました。
Yさんありがとうございました!