虫がわかない!臭いが気にならない!ベランダでも室内でもできる嫌気発酵生ごみコンポストの魅力と活用法

嫌気発酵生ごみコンポストの魅力と活用法 小さな自給自足
記事内に広告が含まれています。

こんにちは!

家庭菜園をされている方にとって、肥料は大きな関心事ですよね。うちでは、日々の生ごみを活用したコンポストで、来年の畑の準備を進めています。

今回は、私が実践している、特にマンションやベランダ、そして室内でも始めやすい「嫌気発酵(けんきはっこう)の生ごみコンポスト」について、その魅力と、気になる好気発酵(こうきはっこう)との違い、そして我が家の進捗状況をご紹介します!

嫌気発酵 vs 好気発酵:どっちがいいの?

コンポストには大きく分けて2種類の発酵方法があります。

1. 好気発酵(こうきはっこう) – 空気が大好き!

  • 定義: 酸素(空気)がある環境で、微生物が有機物を分解する方法。
  • 温度: 高温になり、雑草の種や病原菌を死滅させる効果がある。
  • 分解: 早いが、定期的な「切り返し(かき混ぜる作業)」が必要。
  • 臭い: 適切なら土のような香りだが、未熟だとアンモニア臭などが出ることも。
  • 管理: 広い場所が必要で、手間がかかる。

2. 嫌気発酵(けんきはっこう) – 空気が苦手!

  • 定義: 酸素(空気)がない環境で、微生物が有機物を分解する方法。(代表的な例: ボカシ肥作りなど)
  • 温度: 高温にならないため、病原菌などを殺す効果は弱い。
  • 分解: 遅い(数週間~数ヶ月)。
  • 臭い: 密閉するため臭いは漏れにくい。開けたときに酸っぱい臭い(漬物のような臭い)がすることがある。
  • 管理: 密閉できる容器があればOK!切り返しは不要

我が家が選ぶ理由:室内でも快適!虫と臭い対策!

我が家が嫌気発酵を選ぶ最大の理由は、ずばり「虫がわきにくいこと」「臭いが気になりにくいこと」です。

密閉容器を使い、生ごみを米ぬかと一緒に漬け込むことで、コバエなどの虫がわく心配がほとんどありません。また、常にフタを閉めているため、室内でやっても不快な臭いが漏れず非常に快適なんです!キッチンや脱衣所などのちょっとしたスペースにも置けるのが、室内実践の大きな魅力です。

我が家の嫌気発酵コンポストの様子(ボカシ肥コンポスト)

我が家で使っているのは、密閉できる青いバケツ。

1. 中身はこんな感じ!

生ごみを入れる際には、「米ぬか」を混ぜています。米ぬかに含まれる乳酸菌などの有効微生物群(EM菌などが有名)が、生ごみの発酵を促してくれます。

  • 投入するもの: 生ごみ(野菜くず、果物の皮など)+ 米ぬか
  • ポイント: 空気に触れないように、ぎゅっと押し込み、ビニールを被せてからフタをしています。

2. 現在の状態:眠りについた生ごみたち

写真の通り、バケツが八分目ほどになったので、生ごみの投入をストップしました。

今は、このまま約一ヶ月ほどフタを閉めて寝かせている状態です。この「寝かせ期間」で、米ぬかの中の菌が生ごみを分解し、植物が吸収しやすい状態に変わっていきます。

この後の活用法:畑で最高の肥料に!

一ヶ月ほど経ち、発酵が落ち着いたら、いよいよ次のステップです。

この発酵を終えた生ごみ(一次発酵完了のボカシ肥のような状態)を、そのまま野菜の肥料として使うのは、まだ少し早いんです。なぜなら、完全に腐葉土のような状態になるには、もう一段階の分解が必要だからです。

埋めて熟成!最終段階へ

我が家では、このコンポストの中身を庭や畑の土の中に埋めます。

土の中での熟成期間

  • 埋める深さ: 20cm〜30cmくらい
  • 期間: 土の中でさらに2〜3ヶ月ほどかけて、完全に熟成させます。北海道なのでそのまま雪の下で一冬寝かせることにはなります。冬の間は菌の活動も止まるとは思いますが、 春、雪が融けて菌の活動が活発になるので、畑のシーズンには丁度良くなっていると思います。

土の中の好気性微生物(酸素を好む菌)の働きも加わり、悪影響のない、完全な有機肥料へと変身!来年の家庭菜園の土づくりに大活躍する予定です。

まとめ:小さなスペースでできる土づくり!

嫌気発酵コンポストは、

  • 虫がわかない!
  • 嫌な生ごみの臭いが漏れにくいので、室内でもOK!
  • 切り返し不要で手間いらず!

という、多忙な現代人や都市部の自給自足を目指す方にぴったりの方法です。

もし、生ごみの処理と畑の肥料作りを両立させたいとお考えなら、ぜひこの「嫌気発酵コンポスト」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

皆さんのコンポスト事情もぜひコメントで教えてくださいね!

次の記事のテーマ:
次は、コンポストの液肥として出てくる「コンポスト液」の活用法について書きたいと思っています。気になる方はぜひチェックしてください!

小さな自給自足

メルマガの詳細についてはこちら

今すぐメルマガ講座を読んでみたい方はこちら

心豊かになる小さな自給自足生活メルマガ




シェアする
タイトルとURLをコピーしました