5/18に遊暮働学きらくる村というところで
マエマコさんにお話会をしていただきました。
今回は思春期を迎える女の子に向けてのカラダと心の変化について。
大事な時期に大事な話を親以外の大人から親と一緒に聞くという
新しいスタイルのお話し会・・・
子どもにとってとても良い経験となりました。
本記事は下記の方にオススメの記事です。
・思春期のお子さんをお持ちの方
・子どもに生理の話をどう伝えたらいいのわからない方
・子どもの成長について知りたい方
お話会の内容
今回は↓のような内容で行いました。
・生理ってなあに?
・胸のふくらみとイライラのわけ
・ナプキンってどんなもの?
・心と身体を大切にするヒント
生理ってなあに?
生理を伝える前に、子宮の仕組みから赤ちゃんができるまでを教えて下さいました。
そして生理は
“将来赤ちゃんを育てるための「お宿」である子宮に敷いたお布団が必要なくなって出てくるもの”
という表現でお話していました。
その「お宿」にいつか来るかも知れない赤ちゃんを迎えられるように
カラダが準備を始めるのがちょうど思春期と言われる時期なんだそうです。
「お宿」という表現は始めてで、でも子どもにとっては旅行などで泊まるホテルや旅館をイメージしやすく、そこに泊まるのは赤ちゃんで、そして泊まるのにお布団が必要であると結びつきやすいのでとてもいいなと思いました。赤ちゃんが泊まらなければお布団はいらなくなるというのも理解できていたようでした。
生理の出血はどこからでてくるのか、出血したらどうしたらいいのか、
そして生理の時にお腹が痛くなるのはどうしてか、、、
などなど一つ一つ丁寧にお話してもらい、
子どもはとても興味津々で、常に気になる単語に丸をつけている程でした。
そして
生理を楽にする工夫は血液をきれいにすることという事実にも驚きでした。
私自身、長年生理痛がひどかった時期がありました。
「痛みはそれぞれ」「痛みが出るか出ないかは人それぞれ」
と教わってきたので、これをどう乗り越えていくかをどうやって子どもに伝えようと思っていたのですが、血液をきれいにしていれば楽になることを知って、自分で痛みは軽減できるのかもしれないと嬉しくなりました。
子どもにもその事実を伝えられることで自分でできることが増え、そして自分でコントロールすることができる“選択肢”が増えたことは本当に良かったなと思いました。
胸のふくらみとイライラのわけ
思春期に入ると、生理が始まる前にも変化があります。
胸のふくらみはカラダが少しずつ準備を始めた証拠。
だからといってすぐに生理になるわけではなく、段階があるのだそうです。
大多数の方は、
胸のふくらみ→身体が丸みを帯びてくる→身長がぐんと伸びる→初潮を迎える
のだそうです。自分で経験しておきながらそんなことは微塵も覚えていませんでした(笑)
なのでこの流れを知っておくだけでそろそろかもと本人も親も覚悟というのか
心の準備ができるので安心材料になるなと思いました。
そして胸がふくらんだり、イライラするのは女性ホルモンの影響。
自分が成長している時期である証拠なので心配はいらないとのこと。
そしてイライラした時のために1人になれる空間を作っておくことが大切であるというお話でした。
ナプキンってどんなもの?
生理がきたらどんなものを使うのかという疑問には
実物のものを使って説明してもらいました。
子どもには先入観で判断してほしくなかったので見せていなかった生理用品。
初めて見るナプキンに驚いているようでした。
現代は様々な生理用品がありますよね。
紙ナプキン、布ナプキン、タンポン、経血カップ、そして生理用のショーツ、や吸水ショーツ…
どれを使うのがいいというわけではなく、自分に合ったものを使うというのが前提で、
身体を冷やさないものを使うのがオススメというお話もされていました。
冷やすと血流が悪くなり痛みがでやすいとのことでした。
布ナプキンは身体を冷やさずに使えるとのこで家にいる時にはオススメとのことでした。
心と身体を大切にするヒント
最後にこんなメッセージをくださいました。
生理はあなたの体からの大切な合図。
大人になる準備を少しずつしているよ。
つらい時は我慢しないで自分に優しくしよう。
困った時は信頼できる大人の人に相談してね。
“信頼できる大人に相談”という言葉に背筋がピンとなりました。
信頼して相談できる親、大人でありたいなと素直に思いました。
子ども向けにお話してくださったのに、親の私も学ぶことがたくさんあったイベントでした。
私みたいに思春期の入り口のお子さんがいる方は、子どもにどう伝えていいのか、何から話せばいいのか分からない方が沢山いると思います。
このお話会を通して、子どもも大人も安心してカラダと心に向き合えるようになりました。
子どもは質問も沢山していて、自分のカラダにこれから起こることが純粋に気になるようで
知ろうという意欲がみなぎっていました。
ぜひ沢山の方に聞いてもらいたい内容でしたので、またできる機会を模索しようと思います。