子どもの健やかな成長を望まない親はいません。
子どもが危険なことをした時や、人に迷惑をかけてしまった時など、「しつけ」として、叱りますか?怒りますか?
どちらも親としては「子どもに伝えたい」思いからですが、受け取る側の子どもへの影響は違ってくると感じています。
現在10歳、6歳、3歳の子育てママの親としてと保育士として、今までの経験を踏まえてお話しします。
本記事のおすすめの方
・子どもへの伝え方に悩んでいる方
・子どもに叱りすぎていないか怒りすぎていないか心配な方
・どのタイミングで伝えるのがいいのかわからない方
「叱る」と「怒る」の違い
子どもに対して、叱ると怒るでは意味が違ってきます。
「叱る」とは
- 子どもの「行動」に焦点を当てて話す
- なぜダメなのか「理由」を伝える
- 子どもの成長・安全が目的で話をする
- 感情をできるだけコントロールしながら話す
「怒る」とは
- 大人の感情が中心になって話してしまう
- 声を荒げる・感情をぶつけてしまう
- 子どもの人格まで否定しがちになる
と考えられます。叱るも怒るも一緒と思うかもしれませんが、子どもにより伝わるのは「叱る」の方になります。
子どもを「叱る」本来の目的
子どもを叱る時はどういう場面が多いでしょうか。危険なことをした時、人に危害が加わった時など、それぞれ思う場面があると思います。
「叱る」目的を考えてみると
・危険から守るため
・社会のルールを知らせる
・他人の気持ちを想像できるようにする
・自分で考えて行動できる力を育てる
など「子どもの成長を促すため」のものですね。
ここで気をつけたいことは「言うことを聞かせる」ことが目的ではないということです。
言うことを聞かせるために「叱る」ことは本来の目的からズレてしまいますし、子ども自身にも「怖い」としか印象が残りません。
本来の目的「叱る」は「怖いけど、自分のために言っている、自分が大切な存在だから言ってくれている」と子どもが感じられるものだと思っています。
「怒る」は暴力になりかねない
「怒る」とは、感情のままに気持ちを吐き出し、声が荒くなったり、大きくなったりして自分をコントロールできない状態になり、“子どもの成長のため”ということを忘れてしまう言い方です。言い続けるとその感情はどんどん収まるどころか膨らんできて、子どもを傷つけてしまうような言葉を言ってしまうことになります。
その一つが『子どもの人格を否定する』ということです。
子どもの性格を否定する、存在自体を否定する言葉は言葉の暴力と言われています。
身体的な否定(容姿や物理的なもの)や精神的な否定(性格や気持ちの面など)は子ども自身を否定する言葉です。年齢でも違ってきますが、否定的な言葉を受け取った子どもは自分のことを好きなれずに否定的な言葉で攻撃的な言葉をもつことが多いです。「怒る」ではなく「叱る」を意識していきましょう。
子どもを叱る時のポイント
私が子どもたちに叱る時のポイントが5つあります。
1.いけないことをしてしまった時はその場ですぐに伝えること
2.子どもが落ち着いているか確認する(泣いたり、落ち着かない時は落ち着くまで待ってからにしています)
3.なぜやってはいけないのか、やったらどうなるのか、を短く具体的に伝える
4.いけないことをしてしまったらどうするのかを一緒に考える
5.理解できたら褒め、最後は“あなたが大切だから話した”ことを伝える
1.のその場ですぐ伝えることで、子ども自身が忘れぬうちに話ができます。この時に今目の前で起きたことのみに触れ、前に同じようなことがあったとしても掘り返さずに伝えます。子どもは覚えていないこともよくあるため、その時に起こったことことのみにしています。
2.は、泣いている時に伝えても伝わらないためです。返事はしても、覚えていることはほとんどなく、繰り返し伝えることになるので、こちらが疲れてしまいます。なので、落ち着けるよう声をかけたり背中をさすったりして待つようにしています。息子は癇癪を起こす時があり、途方にくれるぐらい待ったことがあります。
3.の短く具体的にについては 長々と説明しても理解できないためです。具体的に噛み砕いて伝えるようにしています。
4.のいけないことをしたら謝るのは自然のことですが、子どもはその当たり前も最初は知らないわけです。周りの環境だったり、人から学んでいくものですが、怒られている時は萎縮してしまい言えないことも多いです。子どもが気付けるよう促す感じで伝えるようにしています。
5.は理解出来たことに対して褒めることで同じことを繰り返さないように気をつけるようになっていきますし、“〇〇が好きだから話したこと”を伝えるように心がけています。
叱らない方がいい場面
子どもが疲れている時や、空腹や眠気が原因の時、そしてやりたいことに対して動いた際の失敗や新たな挑戦の途中では「叱る」ことは逆効果です。この場合は「叱る」より「支える」方が効果的です。
疲れている時はうまくいかないことが多くなり、空腹や眠気があるときは子どももイライラしてしまうことが多いのです。その時に叱っても頭が働かないので言いません。そしてやりたいことに挑戦しているときや失敗してしまったときは成長のチャンスですので、叱るより、見守るようにしています。
まとめ
子どもを叱るか怒るか、なかなか自分では気づかない時もあると思います。
そして子どものためを思って伝えているのに伝わらなかった時のショックは大きいです。
伝えているのに伝わらない、、、。
伝わらないと大人も疲れ、自然と口調もきつくなってしまいがちになります。
感情的になりそうな時は、伝えることをやめるという選択肢もありだと思います。
子どもに何を伝えたいのかを明確にしてから伝えるのもいいと思います。


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