〜自然療法で子どもの力を信じる育児へ〜

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子育てをしていると必ず直面する子どもの体調不良。

何度も病院に通い薬を飲ませ、落ち着くまでは大人の方が
落ち着かない。

仕事をしているとなおのこと…
子どもの心配をしたいのに仕事の調整の心配をしてしまう…
子どもが悪いわけではないけれど、「どうして今」と思ってしまう…。

そんな経験をしてきた私が出逢った自然療法。

出逢うべきタイミングで出逢えたからこそ自然療法が好きになり、
そして好きになれたことで子どもの心配を優先できるように。。

本記事は下記の方にオススメの記事です

・子どもの体調不良で困っている方
・子どもに寄り添いたいのに寄り添えないもどかしさを感じている方
・自然療法に興味がある方

自然療法とは

自然療法という言葉は聞いたことがありますか?
私はつい1年前まで知りませんでした(笑)

私に自然療法を教えてくれた方はマエマコさんという方で、
自然療法とは「もともと持っている自然治癒力を最大限高める方法」のことで
できるだけ薬に頼らずに自然にある食べ物やお手当で、本来自分の体の中にある修復する力で
治癒を促進させることです。

私はこれを知って薬に頼る前又は病院に行く前に自分で対処できる方法を知れるということかなと思っています。

自然療法を知る前の生活は・・・

私には3人の子どもがいます。
初めての病院通いは1人目の子どもを出産後、初めての発熱で子どもの苦しそうな姿を目にしての不安からでした。生後2ヶ月での発熱は未知すぎて産後の不安と重なり恐怖を覚えたのは今でも忘れられません。

また保育士をしていたので、乳児・幼児の体調不良にはそれなりに対応してきていました。
体調が悪い=病院を受診し薬を服用する=元気になって登園という流れを目の当たりにしていたので自分の子どももそうなるだろうと自然と思っていました。

子どもが生まれてからはほぼフルタイムの仕事をしながらの子育てで、頼れる両親も近くにおらず夫の仕事も非常に忙しかったので平日は常にワンオペ育児。

子どもが体調を崩すことにはとても敏感になり、子どもの苦しい姿をずっと見続けるのも苦痛だったので早く楽にしてあげたいという思いも重なって、体調が少しでも崩れるとこれ以上酷くならないように早めに病院を受診する日々でした。

そして2、3人目を出産すると病院通いがさらに増えていきます。
特に2人目は小児喘息と診断され入院も経験。コロナで付き添いも叶わず、子ども一人での入院に不甲斐なさともっと早く気をつけていればという後悔も。
体調を崩すとほぼ毎回喘息がでて、家で薬・吸入がセットになっていたので薬は手放せなかったです。

1人目は花粉症、2人目は小児喘息、3人目は食物アレルギー(ピーナッツ)と診断。
三者三様で月に何回も病院を受診、薬を大量にもらうのが当たり前の生活でした。

仕事先にも迷惑をかけないように、でも子どもたちも酷くならないように、と毎日必死で常にアンテナを張っている状態。
今月はいつ病院に行く日なのかと確認しながら、急な子どもの体調不良での受診、仕事を早退して受診予約を入れて、酷くならないように過ごせる環境を用意する。

特に秋冬は酷くなることが多かったので1週間のうちの半分を毎日病院通いなんてときもありました。そんな時は「なんでこんなに大変なことが重なるんだろう…」「他によくなる方法はないのかな…」「自分にできることってほとんどないんだな」なんて思って気持ちまで病んでいたことも。

自分が子どもの時にやっていた“ネギを首に巻く”“かりんとうを飲む”などをやってみようと思った時もありましたが、時間がかかる、なかなかよくならないという理由から断念。

やはり薬が一番早く目に見えて回復していたので頼っていました。幸いかかりつけのお医者さんがとても良い方で本当に親身になって子どもと向き合ってくれる先生でした。病院通いは大変でしたが連日通っても嫌な顔一つせずに安心できるような説明をしてくれる先生でしたので安心して薬を使っていました。移住前まではそんな生活を送っていました。

自然療法を実践した後の生活は・・・

自然療法を知ったのは移住してからです。新しくかかりつけとなる病院を探す途中の時でした。
子どもの体調不良は自分には何もできないという想いがあってもどかしい思いというか、
他人頼みというか不甲斐ないというような思いをもっていました。
でも自分にできないのだから仕方ないと…そう思っていました。

なのでマエマコさんから自然療法というものがあると教えてもらった時はすぐさま“やってみたい”という思いになりました。その時点では仕事をしていなかったのも大きかったと思います。
チャレンジすべきタイミングなんだなと思いました。

薬に頼らずに本当に良くなるのだろうかと正直不安もあったのですが、
とりあえずやってみないことには分からないとの思いから、病院の薬もそばに置いた状態で様々な自然療法を試しました。

最初に試したのは「大根はちみつ」。子どもの咳が酷かったのでやり方を聞いてすぐに試しました。作り方は簡単。

1.大根を1cm角に切る
2.消毒済みの瓶などに切った大根を入れはちみつを入れる

以上です。はちみつを入れると大根から水分がでてくるのでそれを少しずつ飲みます。
少し甘みもあって子どもにも大人気な味です。(はちみつが入っているため1歳未満は飲めません)

少しずつ飲み続けると咳は少し良くなった感じがしました。自分で作ったもので子どもの咳が少し良くなった!と嬉しくなったのは今でも鮮明に覚えています。

ただ、咳が治まってくるまでには時間がかかりました。薬を飲むとだいたい1週間もすれば咳も落ち着いてくる(ある程度治ったと言える状態)のですが、1週間しても咳は続いたまま。
少し良くなったと感じるものの、“治った““落ち着いた”と思えるものではなかったです。

今思い返すと薬の力を頼りすぎていて、子ども自身の治す力を信じられていなかったからとはっきりと分かるのですが、自然療法を初めてやったときは「いつになったら・・・」という歯がゆいような想いを抱いたりもしました。

夫からはなかなか落ち着かない咳で子どもが苦しそうな様子を見て途中で「病院にいって薬を飲んだほうがいいのではないか」と言われました。その気持ちもわからなくもなく、結局初めての時は自然療法を始めて1週間以上経ってから病院を受診。薬に少し頼りました。

ですが、1週間も様子を見ていると不思議な感覚をもちました。

“咳は治ったとは言えないけれど、酷くもなっていない・・・?”と。


薬を飲んでいないのに・・・。
これはもしかしたら子ども自身の体の中で戦う準備ができて戦い始めているからなのかもという思いになりました。

もう少し、親の私達自身が子どもの治癒力を信じて様子を見ていれば薬に頼らずに治ったのではないか…そんな思いにもなりました。

そんな経験をしてから、子どもが風邪を引いた際、“子どもの様子をしっかりみる”ということを重視するようになりました。治るのには時間がかかる。それは小さい子どもなら体力面、免疫力などから当たり前なのではないか。時間はかかるけど、自分で治そうとしているところに薬という手助けは必要ないのではないか…。

そんな思いを抱くようになってから子どもの咳、鼻水などは忍耐勝負と思って様子をみていると、2週間ほどして少しずつ落ち着いてきました。
子どもに“自分自身の体の中の力で治したんだよ!”と伝え一緒に喜び合いました。
子どもも“すごい!”となんだか自信がついたような顔をしていたのが忘れられないです(笑)

現在は子どもの体調不良の際には自分でできる自然療法(大根はちみつ、こんにゃく湿布、玄米の上澄み、レンコン湯、黒豆の煮汁、チンキの耳栓、セイタカアワダチソウの入浴など)をするようになりました。もちろん自然療法を試して不安に思う時は自分の勘を信じて病院受診するときもあります。

自然療法を試してみて

“子どもの力はすごい”“信じるって大事”と思えるようになりました。

子どもからも“大根はちみつ飲みたい”“玄米の上澄みほしい”“黒豆の煮汁ないの?”など聞かれるようになり、病院に行くという言葉は今ではあまり出なくなりました。
今は子どもの治癒力に任せようという気持ちが大きいです。

薬に頼らない生活を続けてまだ10ヶ月しか立っていませんが、
やってみて思うことは、子ども自身の体が強くなったなということ。


毎年秋冬に喘息がでていた息子は昨年の秋冬は喘息がでませんでしたし、末娘も鼻水、咳がでるものの発熱まではいかずに治ったり、長女も体調不良になっても長引かなくなりました。
薬に頼っている時よりも子ども達自身の体が強くなったってなんだか不思議な気持ちで、なんだかすごいぞと思っています(笑)

自然療法で親の気持ちにも変化が・・・


病院のこと、薬のことを考える時間も減り、気持ちにも余裕が生まれるようになりました。
何と言っても病院に行かなくてなんとかなるのは楽!
子どもが良くなるためにはこうしてあげればいいと思えるものが出来た喜びは感慨深いものがあります。
今は子どもの体調不良は落ち着いて色々対処できるようになってきました。
なので、自然療法に出逢えたことは本当に良かったと思いますし、マエマコさんに
感謝してもしきれない思いです。

ただ、これは私の場合です。自然療法と出逢ったタイミングが良かったと心底実感しています。

もし仕事をしていたら、試そうとはするけれど時間がかかるので結局薬に頼るということに
なっていたと思います。なかなか仕事をしながらは難しい…。そう思う気持ちが大きいのも事実としてあります。

ですが、知っておくだけでも価値はあるのかなと思っています。
子どもの体調不良に敏感な親たちが“子どもが具合悪くなった時にすぐに自分で出来るものがある”
それを試せる一歩手前まで知っているということが大切なのかなと思います。


これをしたら少し子どもが楽になるかもしれない…
そんな方法を知っておくと気持ちが楽になりませんか。

やってみようと思って難しいと思う方は無理に試す必要もないと思います。
試せる時にすぐに試せる状態にしておくことが大切だと思っています。

自分のできるタイミングでぜひチャレンジしてみてください。

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