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子どもが自分の意思で向かった玄関口

子育て情報
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今年、小学校に入学した息子は、人見知りで恥ずかしがり屋。初めての場所や人がとことん苦手なタイプです。

新しい環境でやっていけるのだろうか…。
入学してから3か月しか経っていませんが息子は今、大きな成長を見せてくれています。

本記事おすすめの方
・どうやって子どもが学校に馴染んでいったのか、リアル体験談を知りたい方
・行き渋りに対して、親はどう対応していけばいいのか悩んでいる方
・これからの学校生活に心配や不安を抱えている方

「出席番号1番」から始まった緊張の学校生活


親の不安をよそに、姉と同じ学校に通えるワクワクを胸に入学式を迎えたものの、息子の緊張はビシビシと伝わってきていました。

出席番号は「1番」。予想はしていたし、息子ともそれは話し済み。案の定先生に話しかけられても、顔を真っ赤にして頷くのが精一杯。

話は少しズレますが、「出席番号1番」のプレッシャーはどんなものなのでしょうね。

6歳。新しい環境で、知らない先生、たくさんの知らないお友達。名前を呼ばれるにも並ぶにも、一番に呼ばれる回数は圧倒的に多い。友達の真似をしようにもできず、先生の見本をたよりに、一番に発言する。

想像してみてもきっと本人にしかわからないものがあるんだろうと感じます。

トップバッターの経験が乏しい自分にできることは“気持ちを完全にわかってあげることはできない”けれど、毎回そのトップバッターをやっている息子に対して“尊敬する心”をもつことだと思っています。

翌日からの登校は、学校の玄関口でバイバイするスタイルです。もちろん、すんなり離れられるわけがないのも想定内。上の子で経験済みです。

それプラス息子の性格を考えると、長ーいスパンで構えなければいけないな、不登校になる可能性もあるということすら考えていました。

「行きたくない」と泣きつく息子をなだめ、一緒に歩いて玄関口へ。そこからなんとか教室へ送り出す日々が始まりました。

朝は嫌がるものの、帰宅後は「楽しかった!」と新鮮な出来事をたくさん話してくれ、次の日の時間割を一緒に確認して準備する。 そんな毎日でした。

本格的な「行き渋り」と5月に訪れたピーク

ですが、それも2週間が経つと変化していきます。
学校にいる時間が長くなり、疲れが溜まってきた頃、ついに本格的な「行き渋り」が始まったのです。

玄関口手前の花壇でしゃがみこみ、動かなくなる。車送迎のため、車に戻ろうとする。

嫌がる息子を無理に先生に託した日も、付き添って一緒に図書室に向かった日もありました。

それでも私は、時間がかかろうとも、息子と毎日一歩ずつ一緒に玄関口まで歩き続けました。

息子には息子の思いがありペースというものがある。それでも学校というもの自体は嫌いになっていない。

完全に受け入れられない様子でもない。学んで体験してきたことを楽しかったと笑顔で話をしてくれる。

ただ、知らないだけ。怖さや不安に勝る安心できる場が見つからない、見つける術を知らないだけ。
だからゆっくりゆっくり。
そう自分の心に言い聞かせていました。


そして5月、行き渋りのピークがやってきます。
きっかけは「給食当番」。

出席番号1番の息子は、必然的に最初に当番になります。人前に出ることへの不安、やり方がわからない怖さ。新しいことが苦手な息子にとってはこれまでにない大きな出来事だったのです。

その日の朝もいつものように車に乗って学校へ行きました。しかし息子は車から降りません。
見たこともないほどの拒絶反応を見せ大泣き。いつもなら遠回りしてでも進めるのに、この日はそれすらできない。落ち着く気配もないし、話もできない。

「これはいつもとは違う。このまま無理に行かせたら学校嫌いになる」

そう直感で感じ、「今日は休もう」と決めました。
本来の目的である様々なことを「学ぶこと」まで嫌いになってほしくなかったから。

緊張、不安、疲れ、1番というプレッシャー… 様々なものと向き合ってきた1か月。
たくさんの出来事が、気持ちが、ごちゃまぜになって受け止めきれなくなってしまったのだと思います。

その日は家でゆっくりしました。のんびりと何もせず。

のんびりしたあと、

・勉強やお友達は嫌いじゃないこと
・でも当番は怖いこと

を話してくれました。
息子はこの1か月、大人が思う以上に全力で新しい世界と戦い、葛藤してきたのだと実感しました。

これは逃げではなく、気持ちを整理する必要な「息抜き」。息子の中にあったごちゃごちゃになった思いを一つ一つ区別していく日になりました。

そこで私自身の中にあった知らず知らず増幅していた「焦り」にも気づくことでき、それを手放すきっかけにもなりました。

「1日の欠席」がもたらしてくれたもの

この1日の欠席を境に、驚くほど色々なものが変わり始めました。

先生方にも、細かく相談し「今は無理にやらなくていい」と温かいスタンスで見守ってくれるようになり、私自身も「この子は逃げているんじゃない、葛藤しているんだ」と、焦るのをやめてどっしり構えられるようになりました。

そして何より、一番変わったのは息子本人。

自分の気持ちを伝えても怒られなかった、受け止めてもらえた、学校は敵じゃない。
その安心感が、彼の心の中で広がっていったのかもしれません。

それから少しずつ、玄関口への足取りが軽くなっていきました。玄関口まで一緒に行っていたのが、だんだんと途中の花壇まで…、駐車場の途中までと…。

そして今は駐車場でバイバイできるようになりました。私の前を自分の意思で学校の玄関口へ向かっていく息子の背中は、とても小さくてそして最高に逞しいです。

まとめ

学校生活が始まってから3か月が経とうとしています。
たった3か月。されど3か月。息子の成長には日々驚かされることばかりです。

これで全てが順調にいくとは思っていません。これから先も行けなくなる日が突然きたりするかもしれないし、また玄関口まで一緒に行く日々に戻るかもしれません。

でもそれは過去に戻ったのではありません
息子から「息抜き」がそろそろしたいかもしれないという心のサイン。

私ができることは見守ること、話を聞くこと、息抜きをつくること、それだけです。
学校が楽しいと思える、学ぶって面白い。そう感じて生活し生きていけるように。

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