初めての「こどもマルシェ」出店ブログ

子育て情報
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子どもが主役になれるイベント“こどもマルシェ”(大人も一緒に出店可能)。

そんなイベントに子ども達も出店させてもらいました。
悪戦苦闘しながらも一生懸命に準備した子ども達。
当日はど緊張の中、なんとか楽しめた様子でした。

本記事をおすすめの方
・子どもの体験を大切にしたい方
・子どもに販売の経験をさせてみたい方
・自分で取り組む楽しさ、喜びを感じてほしい方

子ども出店を決める

実は、子どもマルシェの出店のお誘いを頂いた時、子どもは初めから良い返事を言っていたわけではありませんでした。マルシェなどのイベント自体にあまり行ったことがなかった我が家は、自分で手作りすることはあっても、手作りのものを買うまたは販売するという経験がほとんどなかったからです。

半年前にも開催していた“こどもマルシェ”にはかろうじて足を運んでいたので、自分で買うという経験はあって多少イメージは出来ていたものの、売る側は経験はなく「恥ずかしい」「無理かも」というのが正直な反応でした。

子ども出店応援枠の大人枠として私自身は出店が決まっていたので、私のお手伝いとしての出店も考えました。

「何が恥ずかしいのか」
「どうして無理と思うのか」

ということを子ども達と話し合いました。
すると、

「買ってくれないかもしれない」
「難しいのでないか」

そいう心配や不安があるのが分かりました。

そこで、

売れる売れないを一旦気にせずに、

・自分の作りたいものを一生懸命に作って人に見せる
・自分が良いなと思ったものを作って人に見せてみる

この2つ目標にやってみたらどうかな?と伝えてみると“それなら作ってみたい!”とのことで子ども出店を決めました。

何を作るか

何を作るのかを考えることはそこまで難しくはありませんでした。
子どもの中ですでにやってみたいことがあったからです。本当はやってみたい気持ちの方が大きったんだと思います。あとは勇気の一歩だったのかなと・・・。

娘は“ヘアゴム作り”したいとのことでした。
どういう風に作るのかを考え、紙に書いたりイメージしたりと考える中、
たまたま庭に出て遊んだ際に“この花使ったらかわいいんじゃない?”という話になりました。

私自身、花を摘んで乾燥させたりしていたので、「乾燥させて使ったらどうかな?」と提案してみました。そこから娘の中でイメージがどんどん膨らんでいき、レジンというUVライト(ネイル用など)で固まる素材を使って作ることに決まりました。

その後、ゴムにどう付けるのか、繋ぎ目はどうするのかなども一緒に話し合い、アイデアをだしあって決めました。

ヘアゴム作り

花を摘んで乾燥させること4〜5日。
娘も毎日花をチェックするほどやる気になっていたので、そのタイミングで作り始めました。

レジンを使うことが初めてだったので、見本を1つ作ると、俄然やる気にw
そこからは手出し口出し不要。“どうしよう”と困った時にだけ声をかけるというスタンスで見守っていました。

そうやって作っていくと、どんどんアイデアが生まれ、透明色のレジンだけではなく、色々な色を取り入れてみたり、花の色と被らないようにと考えて楽しく作っていきました。

そうやっていくつも完成していったヘアゴムを見ているうちに娘がポツリと呟きました。

“買ってくれるといいな”

その言葉はまた一つ娘の中で不安が取り除けた証拠だと思い、こう声をかけました。

“じゃあ、買ってくれる人が喜んでくれるように作ってみようか”

そうすると、今まで作っていた時よりもより慎重にそして色合いを考えたり、買ってくれた時、使ってくれた時を想像して“こうだったら嬉しいかな”と想像を膨らませて作る姿がありました。

“この色の花が入っていたら綺麗かも”と考え摘みに行ったり、同じものができないように工夫したりと集中して楽しく取り組む姿が見られました。そして“もっと作りたい”という意欲にも繋がって予定よりも多く作ることができました。

完成したヘアゴムはとても綺麗にできていたので、自信にもなったようです。

そんな様子を近くでみていた息子も“やってみたい!”と言い、急遽同じ材料でキーホルダーを作って売ることにしました。息子は何のためらいも不安もなく自分の感性でどんどんと作ります。その様子も後押ししたのかその後の準備は迷いも不安もなくどんどん準備に邁進していきました。

ヘアゴムが完成。値段設定は・・・

完成したヘアゴムとキーホルダーはこちら↓↓

ヘアゴムが完成した後に、売るための工夫を考えました。どうしたらヘアゴムが綺麗に見せられるのか?引っ掛けて売るのがいいのかもという話になると段ボールでそれを作り始めました。
値段設定をどうするのかも話し合いました。

“いくらで売りたいのか”

この話をした時、とっても安い値段をつけた娘。
値段の感覚があまり分かっていなかったので、値段を考える時は材料の値段も考えるといいこと、自分の頑張った分も考えていいことなどを伝えながら、値段を200円に決めました。

キーホルダーは息子と一緒に考え、100円に設定しました。

子どもマルシェ当日

全ての準備ができて、当日出店場所にて並べていた子ども達。

いざ始まると、とても緊張していて“いらっしゃいませ”の声が出せませんでした。

人波が落ち着いた頃に、発声練習という名目でやってみようと声をかけると

“いらっしゃいませー!”と小さい声でいうことが出来ました。
そこからというもの、緊張もほどけ、お客さんがきてくれた時も“いらっしゃいませー”と声をかけることができました。

“綺麗だね”
“自分で作ったの?”

と聞かれるたび、嬉しそうな顔になり、照れながらも頷いていた子ども達。

初めてお客さんが買ってくださった時には満面の笑みで“売れたー!!!”と大喜びでした。

売れる時間、売れない時間、両方を経験し色々な感情が味わえた1日となりました。

やってみると見えてくる自信と豊かな時間

今回は、最初は乗り気ではなかった子ども達に声をかけ、出店・販売することまで経験することができました。

初めての経験は誰しもが緊張・不安があるものです。
ですが、「勇気を出して動いてみること」「結果ではなくてその過程にフォーカスすること」

このことを大切にすることで様々な思いや体験ができたなと感じています。
そしてやり始めると、そこからまた新しいやりたい気持ちスイッチが入ったりします。それは嬉しい連鎖です。

やりたい気持ちが次々湧いてくると子ども達も自信に満ちてきます。そしてその時間はかけがえのない時間になり、豊かな時間に繋がっていったなと思っています。

作ったものは売れ残りがありました。その結果に落ち込む瞬間もあった子ども達ですが、“無駄になった”という感覚はもっていませんでした。

それは購入してくださった方から後に、

“かわいい”
“素敵なものを買った”

と連絡をいただけたことがとても大きいです。

マイナスと捉えられる事もある中で、プラスに目を向けることができたのは、子ども達にとって
“売り切るよりも嬉しい喜びの声があったから”です。

“自分の作ったものを喜んで使ってくれている”

それは売り切るよりも嬉しいことのようでした。
そうした嬉しい気持ちでマルシェを終えることができました。

見に来てくださった方、購入してくださった方、声をかけてくださった方、
そしてマルシェを企画してくださった方、全ての皆様に感謝しています。

自分で作れる楽しさは、いつも同じではなく楽しみ方は無限大にあります。
自分で生み出す一歩は小さくていいのです。一歩踏み出してみませんか。

2025/11/13(木)に恵庭にてワークショップを行います。
ご興味ある方はぜひご参加ください。

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