日々、子どもたちの声が響き渡っている我が家。
最近、自分の気持ちを汲んでほしい長男と自分のやりたいことを優先したい長女の喧嘩が絶えません…。
どちらも大切な想い。。この喧嘩はいつまで続くのか。。。
\こんな方におすすめ/
・子どもの喧嘩の対処の仕方に困っている方
・喧嘩がなぜ起こるのか知りたい方
・喧嘩は止めるべきか迷っている方
日常茶飯事、きょうだい喧嘩…
長男:「〇〇やろうって言ったじゃん!」
長女:「言っていないよ!私は〇〇がしたいの!」
しばらくああだこうだと言い合いが続くこと20〜30分…
長男:「言った!さっき〇〇しようって言ったらいいよって言った!」→泣く
長女:「いいよ!じゃあそれやるよ!」→目うるうる
と毎日のように些細なことからきょうだい喧嘩が始まります。
自分の主張をお互いしているんだからこれも経験だと思って見守るものの、長引くに連れて、まだやってる…と思い
「どうしたの?」「ちょっと落ち着こうか…」
気づけばこんなセリフを何度も言っています。
きょうだい喧嘩の声にも自分の対応にもぐったり…。
きょうだい喧嘩って、止めたほうがいいの?それとも見守るべき?
今日はそんなモヤモヤを考えてみました。
そもそも、きょうだい喧嘩ってなんで起こるの?
子ども同士の喧嘩は、「健全な関係性」のひとつの表れでもあると言われています。
- まだ言葉や感情をコントロールする力が育っていない
- 親の注目を奪い合っている
- 近しい関係だからこそ、遠慮なくぶつかれる
などなど、実は「わざと悪いことをしている」のではなく、発達の途中だからこそ起きるものなんだそうです。
止めたくなる親の気持ちも、ぜんぶ正解
「このままだと永遠と終わらないんじゃないか」
「近所迷惑だし、早く止めなきゃ」
「もううるさくて限界・・・」
そんな思いからつい止めに入ってしまうこともあります。
そのたびに「また怒っちゃった…」「タイミングが今じゃなかったのかもな」なんて落ち込んだりしていますが、そこは落ち込む前に「私、よく我慢した。頑張ってる」と自分に声をかけるようにしています。親だって感情はあります。だからこそ、自分の気持ちは自分でちゃんと受け止めてあげるようにしています。
止める?見守る?の判断基準
とはいえ、見守るだけでいいわけではないですよね。
対応のポイントは3つです。
1. 安全が最優先
叩く・投げるなど「身体的な危険」があるときは、すぐに止めます。
2. 感情の整理が必要なとき
どちらかがパニックになっていたり、泣き止まないときは手も出やすいので「受け止める関わり」をするようにしています。「聞く」スタンスです。
3. 学びにつなげるチャンス
落ち着いたあとで、「どうして嫌だった?」「どうすればよかった?」と一緒に振り返る時間をもつことで、子ども自身の気持ちの整理もでき、そこから学ぶことに繋がります。
大事なのは「仲良くさせる」より「心を育てる」こと
喧嘩しないきょうだいよりも、喧嘩しても「どう関わるか」を学べるきょうだい関係のほうが、大切と言われています。
親がすぐに間に入るのではなく、見守る時間があることで、子どもは「相手の気持ち」や「自分の感情」と向き合う力を育てていけるそうです。
親が“審判”にならなくても大丈夫
「また始まった…」と肩を落とす日も多いこの頃…。
自分の限界や相手との距離感を身体で学んでいる最中で、他者と共に生きる感覚を手に入れているとも言えますが、頭では分かっていても目の前で日々繰り返される光景に心はちょっとヘトヘトです。
でもそれでも見守っているのは子どもたちが「社会性を育てている真っ最中」だから。
日々のささいな喧嘩も、葛藤も、泣きながらぶつかる姿も、そのひとつひとつがきっと、子どもたちにとって「自分を守る糧」になっていく。
そう信じて、今日も向き合っています。