子どもから「染め物をしたい」と言われていたので、、、
玉ねぎの皮を集めて、靴下を染めてみました。
本記事のおすすめの方
・草木染めに興味のある方
・玉ねぎの皮の活用法を知りたい方
・家で子どもと染め物をしてみたい方
なぜ玉ねぎの皮で染めるのか
私が草木染めに興味を持ったきっかけは、
「世界に一つだけの自分の服を作ってみたい!」という、シンプルな想いからでした(笑)
とはいえ、草木染めってお金がかかるのでは…?難しいのでは…?と、最初はちょっと躊躇もありました。
「できれば身の回りのもので」「あまりお金はかけずに」
そんなふうに考えていたときに、“玉ねぎの皮でも染められる”という話を耳にし、
「それなら今すぐできそう!」とすぐに行動に移しました。(やると決めたら早いタイプです笑)
我が家では昨年から私自身が草木染めをするようになりました。
材料はたったこれだけ
- 玉ねぎの皮(ためておくだけ)
- ミョウバン(媒染用)
- 豆乳(下処理用)
- 染めたい布(今回は靴下)
玉ねぎは日常的に使う野菜なので、皮は料理のたびにコツコツとためておきました。
袋に入れて乾かしておくだけなので、まったく手間もかかりません。
ある程度の量がたまったら、ミョウバンを購入して準備完了です。
“媒染”とは・・・染料(色)を布にしっかり定着させるための処理のこと
靴下の染め方
〈下準備:豆乳でたんぱく処理〉
1.染めたい靴下を「豆乳と水(1:1)」に30分以上浸ける
2.水で洗い流さずに、そのまま絞って干し、完全に乾かす
※豆乳はたんぱく質を含んでおり、染料の定着を助けてくれます。
〈我が家の染め方(ミョウバン媒染)〉
1️⃣ ボウルにミョウバンと熱めのお湯を入れて媒染液を作る(少し熱いと感じるくらい)
2️⃣ 靴下を軽く水洗いする
3️⃣ 靴下を媒染液に入れて全体をなじませ、30分以上置く
4️⃣ 取り出してしっかり絞る
〈染液作り〜染色〉
5️⃣ 鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させ、玉ねぎの皮を入れて20分以上煮出す
6️⃣ 色がしっかり出たら、染液を80℃以下に冷ます
7️⃣ 靴下を入れ、時々かき混ぜながら20分以上染める
8️⃣ 染め終わったら、色が出なくなるまで水洗いする
9️⃣ 陰干しして乾かしたら完成!
初「靴下染め」の感想
これまでも服を染めたことはありましたが、靴下を染めるのは今回が初めてでした。
子どもたちも、自分で染めるという体験にとてもワクワクしていたようで、
鍋の周りから離れず、何度も「まだ?」「もう染まった?」と楽しそうにかき混ぜていました。
乾かしてみると、きれいな黄色や淡いオレンジ色になり染液の中では濃いオレンジでも、乾くとやさしい色味になるのが面白いところです。
少しまだらになった部分も、手作りならではの可愛い味わいになりました。
「早く履きたい!」「きれいだね〜」と子どもたちも大満足。
「誰も持っていない、世界にひとつだけの靴下だよ」と伝えると、目をキラキラさせて「やったー!」と声を上げていました。
手しごとを通して伝えたいこと
こんなふうに、身近なものでできる手しごとを通して、
「自分でできるって楽しい!」という経験を子どもたちと一緒に積み重ねています。
親子で同じ時間を過ごしながら、
少しずつ「暮らしの手間」や「工夫すること」の楽しさが伝わっていけばいいなと思っています。
そしてその体験や経験が子どもたちの挑戦したい気持ちをさらに加速させていると感じています。
何事にも挑戦していける、そんな心が育つといいな思います。
みなさんもぜひお子さんと一緒に試してみてください。
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